絶望の先に本当の希望があった。大地震を乗り越えて、強く生きる。
ヒマラヤ奥地で育まれる人々の絆と、日常の尊さ。
解説
写真家でありノンフィクション作家の石川梵が、自然豊かなヒマラヤ奥地でとらえた、あたたかな日常! ネパール大地震を乗り越え、力強く生きる人々と家族の絆を描いた感動のドキュメンタリー!
2015年4月、ネパールを襲った大地震。写真家・石川梵は震災直後カトマンズへと飛び、ジャーナリストとして初めて、最も被害が深刻なヒマラヤ奥地の村・ラプラックへと入った。壊滅した村で出会ったひとりの少年。彼の村を想う気持ちに石川もまた思いを寄せ、別れ際、二人はふたつの約束をする。ひとつは、また村に戻ってくること。そしてもうひとつは、この孤立した村の惨状を世界に伝えること。こうして支援のためにと臨んだ初の映画制作だったが、震災からの復興の様子を収める予定が、現地の人々のあまりの魅力に虜となり、テーマが移り変わっていく。貧しくても明るい家族、子供たちの輝く眼差し、寄り添うように生きる村人たち、そして祈り。そこには、忘れていた人間本来の生き方があった。「伊勢神宮、遷宮とその秘儀」「The Days After 東日本大震災の記憶」など数々の写真作品を手がけた石川による、ヒマラヤという壮大なロケーションのもと、圧倒的な映像美で綴った人々の日常の記録。
制作には、クラウドファンディングで約600万円にものぼる支援が集まり、映画監督・山田洋次を筆頭に、石川の活動に賛同する数々の著名人もオフィシャルサポーターとして名を連ねている。ナレーションは、東日本大震災から今もなお復興活動に参加する国民的女優・倍賞千恵子がつとめる。1997年に出版された、インドネシアの人間と鯨の壮絶な戦いを収めた写真集「海人」を元に、本作の姉妹作となる「くじらびと――海のいちばん美しい村」が現在撮影中である。
ネパール地震とラプラック村
2015年4月25日、ネパールをマグニチュード7.8の大地震が襲った。震源地は首都カトマンズの北北西77キロの山岳地帯。主な住居が耐震性がほとんどない石組みの家屋であったため、倒壊により被害が拡大し、ネパール国内の犠牲者は約9000人にも及んだ。
本作の舞台となる震源地にほど近い村・ラプラックは、標高2200メートルの傾斜地にある。村の人口は約4000人で、単一の集落としては国内でも最も人口が多い村だ。農業と牧畜で生計を立てており、ジャガイモやトウモロコシ、大麦、小麦などを生産していたが、現在は震災の影響により地盤が緩み生活が困難となったため、村人の大半はグプシ・パカと呼ばれる、徒歩で1時間半登った標高2700メートルの高地でキャンプ生活を送っている。
セールスポイント
大地震が襲ったネパールで力強く生きる人々の涙と笑いに溢れたヒューマンドキュメンタリー!
「クレイジー・ジャーニー」にも出演の写真家・石川梵がヒマラヤを背景に圧倒的な映像美で綴った初監督作!
ナレーションは国民的女優である倍賞千恵子!!
文部科学省推薦映画!!
「ネパールの人々を含めたアジアの民衆への梵さんの敬意と愛情からこの素晴らしい作品が生まれたのである。」山田洋次(映画監督)
作品情報
- スタッフ
- 監督・プロデューサー・撮影:石川梵
ナレーション:倍賞千恵子『ハウルの動く城』『男はつらいよ』
エクゼクティブ・プロデューサー:広井王子『サクラ大戦シリーズ』『魔神英雄伝ワタルシリーズ』
編集:簑輪広二『ひとにぎりの塩』『春休みの恋人』
編集協力:道正由紀
音楽:Binod Katuwal、*はなおと*
オフィシャルサポーター:山田洋次、関野吉晴、野口健、栗城史多、高橋ツトム、安田菜津紀、佐藤利明、宮崎学、竹沢うるま、田口ランディ、岡村有子、西條剛央、長倉洋海、林典子、Jun Amanto、佐藤慧
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