「愛と正義」を疑え。教科書にのっていない戦後史がここにある!
“謎の右翼活動家・鈴木邦男”の真の姿を描き出すドキュメンタリー!!
解説
劇場公開直後の話題作、DVD緊急リリース! “右”も“左”も関係なしに様々な人たちと交流し続ける“謎の右翼活動家・鈴木邦男”の真の姿に迫るドキュメンタリー!!
生長の家の信者の家に育ち、早稲田大学では左翼と闘ってきた生粋の右翼活動家・鈴木邦男。17歳の時に初めて、同い年の大日本愛国党党員・山口二矢が、日本社会党党首を刺殺する映像に心を揺さぶられ、“愛国”に身を捧げることに目覚めたという。大学時代には、今の「日本会議」の前身団体「全国学協」の代表まで登りつめたが、失脚。その後、新聞社に就職するも、右翼運動に自らが引き入れた早稲田大学の後輩・森田必勝が25歳にして、三島由紀夫と自決したことに衝撃を受け、職を辞し政治団体「一水会」を立ち上げることに。政治的・思想的な挫折と葛藤を繰り返す中で見えてきたのは、自らが訴えてきた「愛と正義」「愛国心」さえも疑うこと、そして異なる意見や価値観を持つ人たちの言葉に耳を傾けることだった。社会から疎外された者たちに向ける鈴木のまなざしは限りなく優しさに満ちている。本作は、そんな数奇な運命を生き抜いてきた鈴木邦男に密着。加えて、麻原彰晃の三女・松本麗華、元オウム真理教の幹部・上祐史浩、元日本赤軍で映画監督の足立正生、作家・雨宮処凛、拉致被害者家族会の元副代表・蓮池透といった多彩な人たちが語る言葉から、“謎の右翼活動家・鈴木邦男”の真の姿に迫るドキュメンタリー映画である。監督はニューヨーク大学大学院で映画を学び、エミー賞ノミネート作品『東京裁判』に脚本として参加した中村真夕。共同プロデューサーは、『沖縄 うりずんの雨』や『毎日がアルツハイマー』など、ドキュメンタリーの話題作を数多く生み出してきた山上徹二郎が務めている。
鈴木邦男プロフィール
鈴木邦男(すずき くにお 1943年8月2日~)は、政治活動家、新右翼団体「一水会」元顧問。既存の右翼と一線を画した行動と言論から、「新右翼」と呼ばれる。今では左翼、右翼にとらわれない民族派リベラリストの論客として知られる。
監督からのメッセージ
若松孝二監督が突然、亡くなった時、誰も監督についてのドキュメンタリー映画を作っていなかったことをとても残念に思いました。60年代、70年代という激動の時代を知っている人たちもすでに70代、80代になっています。今、この時代を生きた人たちを記録しなければ、この時代は忘れられてしまうという強い焦燥感を感じ、この作品の制作にとりかかりました。鈴木邦男さんの人生を見ていくと、日本の戦後の政治の流れが見えてきました。鈴木さんの人生を記録に残すことは、戦後の日本を検証し、そしてこれからの日本の行き先を考える上で、とても重要だと思います。
セールスポイント
・新右翼? 民族派リベラリスト? “謎の右翼活動家”鈴木邦男の真の姿を描き出すドキュメンタリー!
・2020年2月公開の話題作が、早くもDVDリリース!
◆ここに私のすべてが映っている。いや、私の知らなかった私がここにいる――鈴木邦男
◆過激なのに穏やかだ。鋭く尖りながら円い。多くの人に愛されながら孤独だ。そして右なのに左。これほどに多様なアンビバレンツを抱え込んだ人を僕は他に知らない。だから本音で思う。人間国宝は無理でも希少な存在として保護できないものかと――森達也(映画監督)
◆鈴木さんよかったね、映画作ってもらって! 鈴木さんの愛らしさが詰まってるよ! ラブリー☆――雨宮処凛(作家・活動家)
作品情報
- キャスト
- 出演:鈴木邦男、雨宮処凛、蓮池透、足立正生、木村三浩、松本麗華、上祐史浩
- スタッフ
- 製作・監督・撮影・編集:中村真夕『ナオトひとりっきり Alone in Fyukushima』『孤独なツバメたち ~デカセギの子どもに生まれて~』
共同プロデューサー:山上徹二郎『蝶の眠り』『沖縄 うりずんの雨』
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